大切にしていること

Professional(医師であるということ)


物心ついたときには「お医者さんになりたい」と思っていました。

なぜそう思ったのかハッキリしないのですが、お医者さんのちょっと厚みのあるしっかりした手の温もりや胸をポンポンと叩かれた時(打診)の優しい音が心地よかったこと、お医者さんが不思議な形をした器具(いまはほとんどディスポーザブルですが、当時はステンレスの舌圧子や膿盆、それを浸す消毒液が置いてありました)を使いこなすところがカッコいいと思っていたことはきっかけだったと思います。

私は自宅からすぐ近くの産科・小児科医院で生まれたので、母のお腹にいるときから幼少期まで同じ先生にかかっていたこともあって、子供ながらにずっと見守られてきたことを感じてきたのでしょう、残念ながらお顔は憶えていませんが、温かみ、かけられた言葉で安心した感覚は残っています。

いつもそこにいて、からだを診て大丈夫だよと声をかけてくれて、安心感を与えてくれる、それが私にとっての「お医者さん」で、私が目指す医師像です。




Relationship(ご縁をつなぐ)


これまでたくさんのご縁に育てられ、今の自分がいます。

経験、学び、気づき、・・・いただいたたくさんのことをより多くの方にお伝えしたい。

そのことによって、一人でも多くの方がつらい思いをすることが少なくなり、より豊かな生活を送ることができるように。

私ができる「恩送り」です。




Obedient(素直であること)


自分の考えたこと、思ったこと、感じたことに正直であること。

自分に向き合い、逃げないこと、自分に嘘をつかないこと。

大切な人からの言葉を謙虚に受け止めること。

自分が決めたことに勇気と覚悟をもって臨むこと。

素直であることは成功の鍵です。




Japanese(日本のこれからに向けて)


日本は、現存する国の中で世界最古の国とギネスで認定されています。

歴史が紡がれていまの日本があります。


長い時間の中で育まれてきた文化の中に、日本ならではの繊細さや豊かさを感じることが多くあります。

その一つが「言葉」です。

日本語は正しく、適切に使うことによってその状況に応じて、自分の気持ちを伝えることができるようになっています。



医師としての言葉は、とても重大な力を持つことを認識しています。

からだやこころを癒し、治癒力を高める薬になることもあれば、病の芯を切り裂くようなメスのようになってしまうこともあります。


キレイな日本語を使うことで、その言葉に乗る思いや気持ち、そこに宿るエネルギーがお相手の元気につながるように心がけています。




Enjoy(楽しむこと)


からだとこころは、知ること、学ぶこと、気付くこと、が大好き、そしていのちのエネルギーは、成長すること、楽しいことが大好きです。

同じ時間を過ごすなら楽しい方がいい。

どうせならできる限りおもしろく経験できるように。




Curiosity(好奇心)


好奇心は、三角形の底辺のようなもの。

大きいほど、作ることのできる三角形は大きくなります。

人間でいえば、豊かさや器の大きさにつながることだと考えます。




Thanks/Time(感謝/時間)